アルティメットについて

今日はアルティメット全日本選手権の決勝戦があったので見てきた。場所は夢の島。実は3年ぶり。今年は同期が決勝出場という快挙を成し遂げたので、その勇姿を見届けに行った。


ここまで書いてきたけど、つうかアルティメットって何って感じだと思うので説明したいと思う。アルティメットというのは俺が大学の四年間を通じて青春をかけたスポーツなんだけど(かなり大袈裟)、昔からこのスポーツのことを説明するのが面倒で、親しい友達にもそんなに詳しくは話していない。いい機会なのでここで説明しておこう。


アルティメットというのはフライングディスクを用いるスポーツの一つ。略してアルテ。フライングディスクというのは一般的にはフリスビーとして知られているもの。競技で使うものは重さも決められていて遊びで使うやつほどちゃちではない。で、ディスクを使って何をするかだけど、ここも説明が面倒なんだよな。一番イメージとして近いのはアメフトかな。要するに100メートル×37メートルのコートがあって、その両サイドがゴールエリアになってて、そのエリア内で飛んできたディスクをキャッチしたら1点というルール。そこまでは全てパスのみでつないでいって歩くことは不可。ディスクを持っているときはバスケと同様にピボットをする(マークについたディフェンスの選手が10カウントする前に投げないといけない)。オフェンスとディフェンスの切り替えはディスクを落としたとき又は取られたときで、すぐに攻守が交代するので展開はスピーディ(アメフトと違うところ)。とりあえずルールとしてはそんなもんかな。


この競技のポイントはフライングディスクを使うところにつきる。ボールを使わない時点で既にレアでしょ?しかもディスクはボールと違って空気抵抗を受けやすい。そこに面白みがある。短い距離であればほとんど減速せずに投げることも可能だけど、ある程度長い距離を投げるときは必ず減速する。特に数十メートルのスローなら最後はほとんど推進力ないからね。まあそこらへんをよく考える必要があるわけです。例えば少し離れた所に投げる場合、受ける側が止まっているとほぼ確実にカットされてしまうため、取る方も全力で投げる人に向かって走る必要がある感じ。つうことで、かなり走りまくる。ディフェンスも同じくらい走るしな(ちなみにディフェンスの方法としては大きく分けて、マンツーマンとゾーンディフェンスとがある)。


まあ、そういうことでアルティメットの魅力は伝わったでしょうか。たぶん無理ですね。
ぜひ一度見てもらうしかないという感じです。


前ふりが長くなったけど、今日の試合はなかなか面白かった。実は用事があって前半戦しか見れなかったんだけど、なかなか締まった試合で良かった。同期も点取ったりしてたしね。アルテ見るたびに自分もまたやりたいとは思うんだけど、今の体力的にはおそらく無理。社会人になって続けてる人は本当に偉いと思う。


しかし、今日のようにいい試合をやっているのに見に来てるのはほぼ100%関係者(大学とかでアルテやってる人及び選手の知人など)っていうのは本当に残念だとは思う。東京でやる大きい大会ってこれ以外にないから(宇都宮や富士などで行うことが多い)。せっかくブログやってるんだから、ここで紹介すればよかったな。

追記:写真を貼りました。プレー中の写真は難しいので試合前のです。