司法改革

タイトルはこんなんですが、小説です。

司法改革 (講談社ノベルス)

司法改革 (講談社ノベルス)

この作者の作品は初めて読んだけど、まあ普通かな。


どうも、大学院で司法改革について勉強していたらしい。
まあ、その司法改革については日本の司法の問題点について
改革に賛成と反対の双方の立場からの主張をまとめてあって、
これはこれでいいんだろう。
ただ、裁判員制度の導入が決まった今となっては、
目新しさに欠ける点は否めない。
裁判所の利権についてはよくわからんのでパス。


で、小説としては、それなりには読めるけど、
結末がいまいち。
裁判所の利権が最後に明らかになるような構成なら
よかったのに。


ちなみに、現代の日本司法を題材にした小説なら
中嶋博行の一連の作品の方が面白いと思う。