032 誤読日記

誤読日記

斎藤美奈子の書評集。
短い書評がなんと１７５冊分。


著者のこれまでの書評本と同じく，話題の本を
シニカルな視点で切っていくというスタイル。
滅多にほめないから，この本を読んで
読もうと思う本などほとんどない。


一個一個の書評は短いため，掘り下げが足りずそこまで面白くはない。
（まあ，深く掘り下げるべき本など少ないのだが）
とはいえ，語り口は面白いので，それなりには楽しめた。


あと，古いものは，２０００年なので，少し新鮮さに欠ける。
時代を振り帰れる面白さはあるが。