「博士の愛した数式」

博士の愛した数式

去年に発売されて物凄く話題になった本なので今更レビュー書いても仕方ないかもしれないけど。
この物語は、家政婦と「博士」と彼女の息子の交流を描いたもの。この「博士」のキャラクターに特徴があって、数学の天才だが記憶が80分しか持たないという人物。
この作家の作品は始めて読んだんだけど、読み始めてすぐに「なんかいい」と感じて、そのまま読み切ってしまった。ドラマ性はそこまで高くないと思いますが、「博士」のキャラクターがきわめて魅力的。
散りばめられた数学の話もたまらないし。完全数や友愛数の話とかゾクゾクしました。
最後の方の展開がいまいちよく分からなかったけど（読解力ないのかな？）、とにかく、いい小説読んだなって感じです。
あと、阪神ネタもよかったな。実は僕は阪神ファンで、あの年のことはなんとなく覚えてるし。（レビュー書くのって難しいとつくづく思う。）