結婚の条件

結婚の条件

結婚の条件

前から、読もう読もうと思っていたのだが、ようやく読むことができた。この本のことはアエラが負け犬特集を盛んにやってた頃に知った。ちなみに、この本と関連のある本で既に読んだのは「負け犬の遠吠え」と「モダンガール論」。


簡単に言えば、現代における結婚のあれこれを考えるエッセイ集。
眉間にシワ寄せて読むほどのものでもないだろう。実際、僕は気楽に読んだ。
文章は軽快で読みやすいしね。


少子化・非婚化っていうのが現代では非常に進行していて社会問題になっているのは勿論常識だと思うけど、その背景というか「結婚しない理由」(女性の)が画一的なものではなく、学歴という階層によって異なっているという分析はなかなか納得させられる。キャッチフレーズとしていうと、「生存・依存・保存」ね。いずれにせよ、条件に適う相手はいないわけだな。
まとめると、結婚というものに対するイメージが現実と乖離してしまっているということなんだな。これはさすがにどうしようもない気がする。


ちなみに、男の側の条件として4Kというのが出ていた。4Kとは「かわいい、賢い、家庭的、軽い(体重が)」だそう。確かにな、どれも外せないわな(笑)。ただ、これをすべて求めていてはいつまで経っても結婚できず2つあれば御の字で3つ求めるのは自信過剰だそう。


ここで、おもむろに自分の結婚観とか書きはじめちゃったりはしません。