レ・ミゼラブルのCD感想

今日は一日中ボージョレ・ヌーヴォー祭りだったんだけど、それはさておき
レ・ミゼラブルのCDの感想でも。


ご存じの通り、レ・ミゼラブルは数年前にリニューアルしたわけだけど、
(というかキャストの一新)
実は俺はそれ以降見に行ってない。
で、今回のCDはそれ以降のバージョンなわけですが、
歌詞も変わったんだね。前のCD(滝田版)をかなり聞き込んでたので
わりと違和感がある。


それではキャストの感想でも。あくまでCDの感想です。
ジャン・バルジャン
山口祐一郎。やっぱり彼の声はスペシャルだと思うが、CDだとさほどの
インパクトはないな。エリザベートのCDも持ってるがあれは録音がいまいちで
全然彼の声が生きてない。あれよりはまし。
・ジャベール
今拓哉。若い割には、ジャベールらしく重い声を出していると思う。
特別ここが凄いってほどはないけど。
・エポニーヌ
笹本玲奈。やっぱりエポは俺の中で島田歌穂が標準だから、それと比べると
少し落ちるかも。
・コゼット
剱持たまき。可もなく不可もなく。
・ファンティー
高橋由美子。可もなく不可もなく
・マリウス
岡田浩暉。意外と歌うまいな。まあ、可もなく不可もなく。
・アンジョルラス
吉野圭吾。アンジョの基準は岡幸二郎なので、それと比べるとちと弱い。
特にアンジョの第一声「♪誰が導くか〜」ってところがすごい好きなのに
吉野さんだとインパクトが弱い。
あと、民衆の歌の歌い出しも微妙。アンジョはここが命なのになあ。
・テナルディエ
三遊亭亜郎。テナルディエの基準は斎藤晴彦なのでそれと比較すると、
えげつなさが全然足りない。声がきれいすぎるというか。
でも、頑張ってはいると思う。来年のキャストからは消えていますが。
・テナルディエ夫人
森公美子。舞台で観ると最高におもしろくていいと思うけど、
CDだとそんなでもない。歌い方がヒステリックなのが気になる。


以上。さすがにミュージカルのキャスト評はマニアックだな。