ミス・サイゴンの感想(その2)

今日はストーリーとかについて。
日曜に「レ・ミゼラブル」のCD買って、結構聞いたから
ミス・サイゴンがだいぶ上書きされてしまった。


それはさておき感想。
とりあえず2度目ということで、色々と見えてくるものがあった。
まず、前回見たとき(初見)の感想は、
「え?これで終わり?」
ってかんじだった。
中盤までずっとキムに感情移入したままテンションが上がっていって、
これは泣くかもしれないなとか思っていたけど、
意外とあっけない幕切れで、前述の感想に。
(僕は、舞台・映画・小説で泣くことは全くないけど)
それが今回は、その結末を頭の片隅においた状態で
ストーリーを追えたので、終盤のストーリーの運びも
それなりにしっくり来た気がする。


あとは、ヘリのシーンとかもスピーディ過ぎて、若干消化不良だったのが
今回はよく分かったんで満足。


あとは、冒頭のシーンで(あの猥雑さが好き、ミス・サイゴンらしい)
キムのぎこちない踊りとかおもしろかった。これも前回は気付かなかった気がする。


しかし、ブイ・ドイは今どうなっているのだろう?
あれはかなり重いテーマだと思うのだが。とっくに成人となっているはずだが、
かなり気になる。彼らの映像が劇中で流れるんだけど、今回は、
前回以上に彼らのことが気になった。
※ブイ・ドイというのは、ベトナム戦争中に生まれた米軍兵士の子ども。当然混血。




エンターテインメントに徹してはいるけど、テーマは深い。