七月七日

七月七日

七月七日

読みました。
古処誠二はやっぱり凄い。
今回は、日系二世の語学兵が主人公。
なんというか、ストーリーが凄まじいと思う。
なぜ、この人は戦争のことをこれほど書けるのか?
なぜ、戦争のことを書くのか?
著者は若いはずなんだけどね。
相変わらず、若干テーマが難解な気もするけど。


折角なので、古処誠二著作リスト
1.「UNKNOWN」(講談社ノベルズ)2000.4
2.「少年たちの密室」(講談社ノベルズ)2000.9
3.「未完成」(講談社ノベルズ)2001.4
4.「ルール」(集英社)2002.4
5.「分岐点」(双葉社)2003.5
6.「接近」(新潮社)2003.11
7.「七月七日」(集英社)2004.9


1から3まではミステリに分類されるべきもの。本の形からも明らか。
1と3は自衛隊もので主人公が同じ。
ミステリ時代の作品も面白かった。
4以下が太平洋戦争もの。純文学に近いと思う。
7は直木賞候補になったが…


これらすべて読んでいるのだけど、全部図書館というのが申し訳ない。
文庫化された買って再読しようと思うので許して。