九博

そういえば、行ってきたんだった。
最近オープンした九州国立博物館
しかもオープン当日に。


東京からお客さんが来ていて、太宰府に案内するついでに
行ってきた。
初日だし、入れないかなと思ったけど、あっさり入れて拍子抜け。
中を見た時間はあんまりなかったけど。


さて、感想。
建物はものすごく立派。当たり前か。
1階に飾り山があって、福岡らしさをアピール。


展示は、そこまでちゃんと見られなかったけど、
「美の国日本」という特別展はなかなかすごかった気がする。
屏風とかね。
金員は3つ並んでたけど、小さいなあと。
常設展は、さらに時間がなくてかなり駆け足。
なので評価はできないけど、そこまで強い魅力は感じなかった。
ただ、色々工夫はしてそうなので、また今度じっくり見てみたい気がする。


1階にあった「あじっぱ」は、子供用の展示なのだが、評価すべきものだと思う。
入場は無料。
要するにアジアの色々なものを実際にさわってみたりしようというコーナー。
スタッフが結構配置されていて、子どもと楽器を演奏したりしている。
色々なものもさわらせてもらえるし、それなりに楽しかった。


さて、「九博」こと九州国立博物館の将来ですが、
さほど明るくはない気がする。
そもそも、国立博物館は、研究施設みたいなもので、
集客力が高度に要求されているわけではないとは思うが。
まず、やはり太宰府という立地は、どうなんだろう。
確かに太宰府天満宮とかと併せて一大歴史地域という
とらえ方は面白いが、福岡に住んでいる身からすると、
アクセスしづらい面はある。


内容面だけど、やっぱり目玉が欲しい。
俺の見識が足りないといわれれば、それまでだろうが、
日本美術は、西洋美術に比べて地味。
国宝級の仏像とかないと、インパクトは弱い気がする。
もしくは、展示内容を工夫して面白いものにするとか。
なかなか難しいとは思うけど。


以上、偉そうに書いたけど、俺は、そもそも
他の国立博物館も行ったことないんだった。