いのちの食べかた

いのちの食べかた (よりみちパン!セ)

いのちの食べかた (よりみちパン!セ)

ようやく,福岡で図書館に行くことができた。
それなりに近いんだけどね。
図書館行くと,やはり色々と読みたい本があるので,
つい借りてきてしまったが,果たして読む暇はあるのか。


さて,そのうちの1冊がこれ。
検索したら,児童書コーナーにおいてあった。
児童向けということもあって,さくっと読み終えたので,感想を。


日々,食卓に上る肉がどのようにして流通しているかというのが
表面的なテーマ。
確かに,牧場と肉屋との間の光景って見たことがない気がする。
もちろん,解体されているというのはわかるけど,
その光景を実際に見たことは,俺もなかった。


で,そこからは,部落問題とも絡みつつ,
森達也のいつもの話に移っていくわけで,
今回は,そういう隠されたことに目を向けないようにする姿勢を
批判している。


本当に,森達也というの姿勢は尊敬に値すると思う。
今回,子ども向けにこういう本を書くというのも重要なことだろう。
ただ,子ども向けにしては難しい箇所もなくはない気が。
あと,「と場」の様子は,それなりに衝撃的であったが,
やはり映像で見てみたいと思った。