モーツァルト!

見てきたよ,モーツァルト!@博多座
奮発してA席。高かったけど,センターの真ん中へんで
見やすい席でした。


なんといっても,最大の印象は,
中川晃教につきる。
噂には聞いていたけど,本当に凄かった。
はち切れんばかりの躍動感。
歌も勢いがあるし,身体の動きもめっちゃ切れているし。
芝居も,エキセントリックで不安定なモーツァルト
よく演じていました。
歌は,祐一郎に負けてないと思ったよ。
モーツァルトとコロレドの対決シーンは見応えありまくり。


他のキャストは,一路さんはさすがの貫禄。
初見の大塚ちひろはなかなか雰囲気があってよかった。
コンスタンチェの蓮っ葉な感じにあっている。
ただ,声がもう少し綺麗だといい。
他の人たちは手堅い感じでした。


で,肝心の物語ですが,
「複雑すぎる」(C)レオポルド
まあ,東京で初演も観たし,訳が分からないということはないけど。
しかも長い。休憩込みで3時間20分って相当だよな。
まあ,色々な要素が詰め込まれすぎているんだろう。
父との関係,コロレドとの関係,コンスタンツェとの関係,
シカネーダーとの関係,そしてアマデとの関係。
しかも,どれもそれなりに分かりにくいからしね。
特にアマデとの関係は,よくわからないね。


まあ,音楽的には素晴らしいし,非常によい舞台でした。