バカラ

バカラ (文春文庫)

バカラ (文春文庫)

こないだ読んだ「非国民」に触発されてバカラに興味を持ったので
読んでみた。
服部真澄は携帯で「GMO」を読んで以来。
「GMO」は,よく知らない話題だったので,結構興味深く読んだ。


今回のもなかなかの大作。
カジノ合法化の動きを政界,経済界なども絡めて描いた
スケールの大きい作品。
取材は,相当しっかりしていると思う。これは,「GMO」も同じ。


それなりに面白く読めたが,やはり,スケールが大きすぎて
まとめ切れてない感がなくはない。
あと,主観的に描かれる人物が何人かいるため
物語の焦点がぼやけてしまっている気がする。