027 悪役レスラーは笑う

岩波初のプロレス本です(未確認)。
50年くらい前の日系人のプロレスラー「グレート東郷」のお話。
もちろん,俺もこの人のことは知らないけどね。
彼の生涯を中心に,力道山なども絡めつつ,
プロレスとテレビの類似性の指摘や,ナショナリズムへの考察など
その内容は多岐にわたる。


この本を読んで思ったのは,やはり自分は森達也の文章が好きだということ。
プロレスなんて俺は元来興味がまるでない世界の話なのに,
面白く読ませてくれる。


あと,プロレスについてのエピソードは結構面白かったので,
今後,プロレスの本を読んでみたい気持ちにはなった。