027 悪役レスラーは笑う
悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷 (岩波新書 新赤版 (982))
- 作者: 森達也
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/11/18
- メディア: 新書
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50年くらい前の日系人のプロレスラー「グレート東郷」のお話。
もちろん,俺もこの人のことは知らないけどね。
彼の生涯を中心に,力道山なども絡めつつ,
プロレスとテレビの類似性の指摘や,ナショナリズムへの考察など
その内容は多岐にわたる。
この本を読んで思ったのは,やはり自分は森達也の文章が好きだということ。
プロレスなんて俺は元来興味がまるでない世界の話なのに,
面白く読ませてくれる。
あと,プロレスについてのエピソードは結構面白かったので,
今後,プロレスの本を読んでみたい気持ちにはなった。