アイーダ

四季のメジャーレパートリー中で唯一残されていた「アイーダ」。
まさか福岡で見ることができようとは。福岡に来ていてよかった。
思えば,6年前,トライアウト中だったニューヨークに行ったときから,
見たかった作品だったので,思いもひとしおです。
(大げさすぎ。その頃にニューヨークにいたのは確かだけど。)


全体的な感想ですが,新しい感性のミュージカルだなという印象が強い。
格別,斬新なことはないんだけど,音楽といい,舞台といい,
今までにない感じ。
音楽は,ところどころだけど,ポップな感じが見られるし,
舞台は,シンプルで,照明とかが面白いと思う。
ところどころコンサート的な雰囲気もあったりして面白かった。


ストーリーは,古代エジプトを舞台にしているのだが,
やっていることはボーイ・ミーツ・ガールなだけなんじゃ。
って,少し言い過ぎか。
物語に深みはないです。良くも悪くもアメリカらしい(と偉そうに書いてみる。)


キャストは特に文句はないです。
アイーダ井上智恵
ラダメス:福井晶一
アムネリス:佐渡寧子
ゾーザー:大塚俊
ラダメス役は阿久津陽一郎のイメージが強かったので,若干違和感があったが,
福井さんは,歌もうまく,格好良かったと思う。
ただ,芝居はかなり熱かった。


最後に。
空席が目立ちすぎ。行ける人は,ぜひ観に行ってください。
俺もまた行くつもり。