039 プロレス至近距離の真実

プロレス至近距離の真実―レフェリーだけが知っている表と裏 (講談社プラスアルファ文庫)

元レフェリーが書いたプロレスの裏話。
プロレスは，小学校の時に少し好きだったくらいで
今は，ほとんど興味がないわけなのだが，
森達也の影響で最近少し関心がある。


著者は，この本のあとに，暴露話を書いて
議論を巻き起こしたらしいが，
この本は，それよりはマイルド。


文章は，読みやすくて，結構面白い。
出てくるレスラーをリアルタイムに見ていたら，
よりいっそう楽しめるんだと思う。


プロレスといえば，八百長のイメージがつきまとうが，
そういう虚実の境の曖昧さが魅力だというのは，
なんとなくわかってきた(観念上だけど）。


この本を読んでいて思ったけど，
亀田兄弟は，なんとなくプロレス的な気がする。