カリスマ(下)

カリスマ―中内功とダイエーの「戦後」〈下〉 (新潮文庫)

カリスマ―中内功とダイエーの「戦後」〈下〉 (新潮文庫)

なぜ下巻だけかというと上巻は2年前くらいに読んだから。
その後、下巻が(安く)手に入らず、放置していた本。


昨年逝去されたダイエーの創業者中内功を主人公にしたノンフィクションです。
(もっとも出版は、だいぶ前)
下巻では、福岡が舞台としてたまに出てきたから、
天神北とか、キャナルとか、ヤフードームとかの話など興味深く読めた。


上巻は、ダイエーの急成長が主に描かれ、なかなか痛快なのだが、
下巻は、ダイエーの危機と、その中での中内氏の「異常」な性格が
描き出されているのだが、その人物像は文学的と言っても過言ではないと思う。


ということで、なかなかおもしろく読めます。
あいにく俺はニュースをちゃんと見ていない人間だから、中内氏退任とかの
ニュースも全くリアルタイムで覚えていないんですよね。それが残念。