最後の博徒

なんか、こっち来てから本を読む時間が全くとれなくなったので、
久しぶりの読書です。
読書時間が減った理由としては、通勤時間が短いからでしょう。
家では時間はあるんだけど、なぜか本は読まないな。


さて、今回読んだ本。
最後の博徒―波谷守之の半生
波谷守之の半生と書いてあるけど、
波谷さんという人は、呉出身の博徒で、
非常に存在感がある人だったらしい。


本の前半は、「仁義なき戦い」のサイドストーリーみたいな感じで
暴力団間の抗争とか離合集散の様子が描かれていて、なかなかおもしろい。
で、後半になると、冤罪物語になる。
どうやら波谷さんは殺人教唆で、逮捕・起訴されて、
冤罪を訴えていたらしい。
ちなみに、その後、冤罪は明らかになったらしい。
まあ、そんな感じでなかなか面白い本だった。


ちなみにこの本を読んで初めてわかったのが、
「おどれの吐いたつば飲まんどけよ」
という言葉の意味。
この言葉自体は、かなり昔から知ってたんだけど
松田洋子のリスペクターで)
いまいち意味がわからず、脅し文句みたいなものかと思ってた。
でも、どうも実際は、
「自分の言った言葉に責任を持て、前言を翻すような行動をするな」
という意味らしい。


ちょっと今こっち方面に興味が出てきたので、
映画の「仁義なき戦い」でも見てみたいところ。