国家の品格

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)

1個前の日記で似たような本を読んだと書いたのがこちら。
言わずとしれた超ベストセラー。


個人的には、たぶん肌に合わない本だろうと思っていたが、
まあ批判するためにも読まないとなと思って読んでみた。
たまたま家においてあったし。


ところが、予想に反して、意外とおもしろく読めたし、
結構まっとうなことを言っている気がした。


全体を貫く「日本は特別だ」という主張は、鼻につくが、
所詮は日本人である自分にとっては、耳障りがよかったりもするし。
あとは、アメリカ的価値観に対する批判というのも
それなりに共感できたりするしなあ。
あとは、「論理」というものの脆弱さという話もおもしろかった。


まあ、諸手を挙げて絶賛とは言わないけど、おもしろい本ではありました。
さだまさしの本は、小学校の先生が教室で語っているような感じなのに対して、
この本は、飲み屋トークみたいな感じがする。