いつか王子駅で

いつか王子駅で (新潮文庫)

いつか王子駅で (新潮文庫)

連続で更新してみますが、最近ネタもないし、そろそろ終わり時なのかも。
さすがに更新が1週間ないと一般人ブログとしてはもうだめなんじゃないかと。


まあ、いいや。とりあえず本の紹介。
ネットで好意的な書評を見たので読んでみた本。
堀江敏幸という人は昔から知っていたけど、読んだことなかった。
と思ったら、「スタンス・ドット」を雑誌で読んだのを思い出した。
あれは、上手い短編だったというかすかな記憶がある。
あれを読んで、俺は、スタンスドット*1という
ものを知って、ボウリングのやり方が変わったんだ(もっと前かも?)。
思えば、あの頃は大学の図書館で文学誌とか読んでたな。懐かしい。


さて、本作は、スタンス・ドット以前に書かれた作品で長編小説。
といっても、相当短いもの。
王子のあたりを舞台に、日常の生活を描く話。といってもわけわからんか。
魅力ある下町の住人達との絡みの話や、
主人公が思いをはせる色々なもの(小説、競馬、都電、などなど)の話などが
混ざり合って進む感じ。全然上手く説明できないや。
味のある小説で結構よかった。あっさりした終わり方は相変わらずよく分からないが。


で、これを読んで、都電荒川線に乗りたくなりました。たぶん一度も乗ったことない気がする。
ということで今度乗りに行きます。一緒に行ってくれる人募集中。

*1:ボウリングでスタンスを決めるための目安となる床の印